びーがたかんえん

B型肝炎

最終更新日:
2024年05月13日
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2024/05/13
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2021/03/19
更新しました
2017/04/25
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治療

急性肝炎の多くは自然に回復に向かいますが、慎重な経過観察が必要です。劇症肝炎に移行する可能性があるため、入院による安静と経過観察を行います。

また、HBVは一度持続感染の状態になると、体の外に排除することは難しいといわれているため、慢性肝炎の場合は肝硬変肝がんへの進展を予防し、生活の質を維持することが治療の目的となります。

慢性肝炎の治療方法は、抗ウイルス療法が主体です。抗ウイルス療法では、インターフェロン(IFN)や核酸アナログ製剤などが用いられます。抗ウイルス療法によりHBVの増殖が抑制されるとほとんどの慢性肝炎はコントロールされます。そのため、ASTやALTの異常を認める場合はグリチルリチン製剤やウルソデオキシコール酸などの肝庇護療法(かんひごりょうほう)*を漫然と行わず、抗ウイルス療法を行うことが推奨されます。ただし、無症候性キャリアの方には抗ウイルス療法を行う必要はありません。

抗ウイルス療法はHBV量と肝臓の状態を総合的に判断して行われるので、B型肝炎の治療を行う医師には専門的な知識が求められます。

*肝庇護療法:注射薬や内服薬を用いて肝機能の正常化を目指し、肝炎の進行を抑える治療。

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